こだわりの暖簾をつくる:トップ

人によってはのれんというものが馴染みのないものに思われる方も
いらっしゃるようですが、よくよく意識をしてみてみると
自分が思っている以上にのれんは多くの場面で活用されていることがわかります。


製作方法も変化を見せ、より早く、美しいデザインを表現できるようになってきています。

現在は既製品ののれんの通販もたくさん販売されており、魅力的な商品が多いのですが
文字入れをする場合や、どうしても手作りにこだわりたいという場合は
オーダーを出して作ってもらうことも出来ます。のれんとカーテンの違いって?


竹の棒

 

歴史のある工場になると、高級旅館やホテルなどの注文により製作をする所もあり
染め技術にもこだわりがあります。1つ1つ丁寧に仕上げるので、

納期は1週間からのれんの注文数が多い場合は3週間程度時間がかかる場合もあります。

 

実際にのれんを下げるためには専用の棒が必要になりますが、このお店ではのれん棒の販売もしていますので
一緒に注文すると商品が到着してからすぐに取りつけてご利用いただけます。

なお棒の素材はお好みにより、スチール製か竹の棒を選ぶことが出来ます。


どの棒を使われるかはお店の雰囲気や設備にもよって異なりますので、
安全性か雰囲気なのか、自分が重視したい部分ははっきりさせておくと良いでしょう。


また、使用する素材にもいくつか種類があり、のれんに入れたいデザインや
かける場所の雰囲気
、また作り手の持っているイメージによっても
向いている素材というのが変わってきます。
染める技術


特にお店で使われる場合はのれんが看板代わりにもなるため、意外と選択肢が多く
悩む場面も出てきますが、それを楽しみに変えてのれんの製作を考えてみてはいかがでしょうか。

 

番外編会計用ののれん?

 

昔はただの無地の布だった!?日本独特の文化「のれん」の歴史

 

のれんは全世界で日本にしかなく、和風を感じさせられて外国人にも人気があります。
のれんは平安時代に絵巻物に、既に描かれており、風よけ雨よけとして使用され始め
あらゆる家々の入り口などにかけられていました。

 

鎌倉時代に入るとお店の商標やロゴが書かれるようになり、「看板」をイメージさせるようになっていきました。
江戸時代に入ると、綿素材の染め物が普及し、のれんに白抜きの文字が
書かれることが増えて、広告媒体を担うようになりました。
染め色の使い分けもなされるようになります。

長いタイプのものは日焼けしてはいけない商品を扱った店にかけられ、短い長さのものは
邪魔にならないので夜になっても取り込まずそのままにしているお店も多くありました。

日除け暖簾は割れ目がなく看板のような役目をはたしていました。
風が吹くとばたばたと音が鳴るので音で集客を、ねらっていたという説もあります。
のれんはいろんな約束事もある奥の深い染め物です。

ノベルティに物産展に贈答品に!のれんを活用できる場面は様々

のれんと聞くと、飲食店の入り口や、ホテルのお風呂の入り口などに掲げられているのをイメージする人が多いことでしょう。

しかし一般的な飲食店だけではなく、大規模なお祭りやイベントなど、数多くの場所で活躍するものでもあります。
のれんを活用できる場面は、やはり飲食店や店舗が一番に思いつきます。

のれんを掲げるという言葉があることからもわかるように、のれんは店舗を営業するうえでの代名詞や、商売の必需品としても、はるか昔から親しまれてきているアイテムです。
安土桃山、室町時代ぐらいからは、商売用途として家紋を染め抜いたのれんが広く使われるようになってきました。

そこから長い年月をかけて、現在では居酒屋や和食店などの飲食店を筆頭に、店舗の入り口のお店の看板としても広く使われるようになってきています。
このような飲食店の入り口に掲げるものは、雰囲気のある綿の生地を使って、店の名前やロゴなどを入れて染め抜いているタイプが主流となっています。

店の雰囲気を伝える大切な顔でもあるため、生地選びからデザインまでしっかりと考えておきたいところです。または店頭だけではなく、個室居酒屋の間仕切りや目隠しに使うなどの使い方でも重宝します。

のれんは落ち着いたムードがあり、スタッフが料理を運ぶ際に手がふさがっていても、通り抜けやすいなどのメリットもあります。
そしてイベントやお祭りの屋台でも、よく使われているのを見かけることでしょう。色とりどりののれんが並んでいる雰囲気は、活気を放つことにもつながります。学園祭などの出店に使うのも、イベントを盛り上げるための方法と言えます。

そのほかにも百貨店の催事場や物産展などの出店でも使われているのを見かけるものです。
特に特産品や名物などの商品名を印刷することによって、周りの人たちにわかりやすく伝える役目もあります。

また一般的な人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、贈答品として扱われるケースも多いものです。特に日本舞踊や歌舞伎をはじめとし、舞台に出演する際には選ばれやすいアイテムと言えます。

贈り物として使われることもありますが、実はイベントや飲食店の特典アイテムやおまけで無料配布されることもあります。
このようなノベルティのれんは、販売を促進する目的でつくられるので、商品名や店の前、サービス名などが大きく染め抜かれていたり、イラストやキャラクターなどで表現されているケースが多く見られます。